- boxtrain440
「脇を締めろ」とよく言われるけど・・・
横浜でボクシング&フィットネストレーナーとして活動している井上です
打撃系の格闘技をしたことがある方なら一度と言わず何度も言われることがある「脇を締めろ」という注意
現役時代に何度言われたことか・・・
ただこの時に脇を内側に絞ろうとすると、なかなかパンチがスムーズに出しにくくて違和感を感じていました
体が相手に対して正面を向いてしまうと脇が空いてしまうことがあるので、半身に構えることを意識することで脇が自然に締まることもあります
僕の場合もどちらかと言うとこっちの場合が多かったです
攻めることに夢中で体が正面向きがちでした
しかしそれとは別に、昨年ケトルベルと言うトレーニング器具の使い方を学ぶことが多かったのですが、そのトレーニング方法から「脇を締める」って意味が腑に落ちました
僕は小野さんからケトルベルを学んでいますが、その教えで基本姿勢の中で「ラットダウン」があります(小野さんのブログ)
筋トレをしたことがある方なら「ラットプルダウン」というマシン名を聞いたことがあるかと思います
下の画像のマシンです

「ラット」とは広背筋という背中の大きな筋肉をさします

構えた時に肩が上がってしまうと余計な箇所に力が入り疲れやすくなります
この大きな広背筋を使うには肩甲骨をお尻のポケットにしまうイメージでさげます
その状態で構えると腕や肩に余計な力を入れなくても、しっかりと構えることができます
腕だけで構えてしまうとパンチをブロックするときに腕が簡単に流されやすくなります
これは腕で耐えようとするので動かされやすいです
これを「ラットダウン」をして広背筋で支えるように構えます
その構えなら腕を押されても意外と力をいれずに耐えることが出来ます
なので「脇を締める」動きは腕を体に近づけるように内側に寄せるのではなく、
「脇を落とす」方をイメージするとドッシリと構えることができ、パンチもスムーズに出せます
あなたの格闘技の技術向上に少しでも役に立てたら嬉しいです
一言日記
年末の大掃除で本棚を整理していたら「童夢」を発見
ひさしぶりに読み返しても飽きずに面白い
確か実写の話が出ていたけどどうなったのやら?